IchigoJamで100Vのクリスマスのチカチカをコントロール!
照明をオンオフを切り替えたり、扇風機を回したり、お湯を沸かしたり、100Vで動く家電をIchigoJamでコントロールできちゃいます。
作る手順は4つです。
❶USB連動タップを用意する ❷USBケーブルを用意してほぐす ❸ケーブルとIchigoJamをつなぐ ❹プログラムでコントロール
❶USB連動タップを用意する
「USB連動タップ」は、パソコンと周辺機器を連動させて電源を入れるタップです。
連動タップの差し込み口に周辺機器の電源プラグを差し込み、タップから出ているUSBケーブルをパソコンのUSBポートにつなぎます。この状態でパソコンの電源を入れると、パソコンのUSBに電流が流れるのでそれを感知して電源プラグにも通電を行い、周辺機器の電源を一緒にONにすることができる、という電源タップです。
この「USB電流を感知して通電のON/OFFを切り換える」というしくみを利用して作ります。
❷USBケーブルを用意してほぐす
いらないUSBケーブルの端を切って、ほぐしましょう。赤、黒、緑、白の4本線が現れます。
赤が+、黒が−、緑がデータ送信用、白がデータ受信用のケーブルです。
この赤と黒を剥いて使います。先にピンを取り付けると、IchigoJamのピンに挿して使えますね。
❸ケーブルとIchigoJamをつなぐ
①電気機器へ:[USB連動タップの差し込み口]に[コントロールする電気機器の電源プラグ]をつなぎます。
②USBケーブルへ:[USB連動タップのUSBケーブル(たいていオスメス2つついています)]に[ほぐしたUSBケーブル]をつなぎます。
③コンセントへ:[USB連動タップの電源プラグ]を[コンセント]に差し込みます。
④黒線はGND:[ほぐしたUSBケーブルの黒線]を[IchigoJamのGNDピン]に差し込みます。
⑤赤線はOUT1:[ほぐしたUSBケーブルの赤線]を[IchigoJamのOUT1ピン]に差し込みます。
❹プログラムでコントロール
OUT 1,1 / OUT 1,0を命令することで、100V電源のON/OFFをコントロールできるようになります。
例えば「IchigoJamのボタンを押すたびにON/OFFを切り換える」プログラムならこのようにします。
10 LED 1:S=0 20 IF BTN()=1 GOTO 20 30 IF BTN()=0 GOTO 30 40 S=1-S 50 OUT 1,S 60 GOTO 20
10行目:プログラムが動いたことの確認のためLEDをONにし、スイッチ用の変数をOFFにします。
20行目:ボタンが押されていたら、放されるまで待ちます。
30行目:ボタンが押されるまで待ちます。
40行目:スイッチ用の変数のON/OFFを切り換えます。
50行目:電源のON/OFFを指定します。
60行目:くり返します。
このプログラムをSAVE 0で保存しておけば、ディスプレイとキーボードを外した状態でも使うことができるようになります。
「IchigoJamのボタンを押しながら、IchigoJamの電源をオン」とすれば、自動的に0に保存されているプログラムが読み込まれて実行されます。
あとは、IchigoJamのボタンを押すたびに、100VのON/OFFが切り替わるというわけです。