CSS Nite in OSAKA, Vol.35

CSS Nite in OSAKA, Vol.35(復活スペシャル)7/9(火)に参加してきました。

CSS Nite in OSAKA, Vol.35 復活スペシャル

スマホアプリを作るときのデザインについてのセッションで、秋葉夫妻による掛け合いセミナーがなかなか面白い。

まず、アプリを作るときって、どうやって作っていくか?

「ビジュアルデザイン(絵)から作る方法」と「プロトタイプ(簡単に動くもの)から作る方法」が考えられる。

ビジュアルデザインから作る方法」は、デザイナーがデザインを作り込んでそれに動きをプログラマーが足していってプロトタイプにしていくというもの。

プロトタイプから作る方法」は、プログラマーがスマホアプリの基本となる動きを作って、あとからデザイナーがデザインを足していくというもの。

どちらで作るのがいいんだろう?
その答えは、両方同時に必要

そうそうそうそう!って思いました。

ビジュアルデザインから作ると、プログラム的に必要な画面(検索結果が0とか、エラーのときとか)をどうするっていうのを忘れたりして、後になって取って付けたみたいになったりするし、

プロトタイプから作ると、プログラム的な効率はいいんだろうけど、人がアプリに使われているようなまどろっこしい使用感になったりすることも。
両方同時に作るっていうのは、手間はかかるけどその両方を考慮しながらいいものに作っていける。

そのときちょっと思ったのが、初期のFlashの頃って一人で全部作ることが普通で、デザインから作ったり、プロトタイプから作ったりっていうのを一人で同時にいろいろ試すことが普通だったように覚えてる。いままでにない新しいものを、しかも使いやすく作るっていうのは、その両方の試行錯誤が必要なんだなあって・・・

それを、秋葉夫妻は、秀樹さんとちひろさんとの二人で掛け合いで作っていく。
HTMLベースのプロトタイプで作っているので話をしながらリアルタイムで試行錯誤。

>この表示って何か変じゃない?こんな風にできる?
>ああできるよ。
>やってみようよ。
>こんな感じでどう?
>あーそんな風になるんだったらここ変えれる?
>ここはこんな風にできるよ。
>ほうほう。

みたいなやりとりをデザイナーの視点とプログラマーの視点とでうまく進んで行くのがすごく面白い。

現実の現場では、デザイナーとプログラマーとの連携って難しいこともあったりするけど「上手くいったときの成功例」を見せてもらったようで実に気持ちいい。

このいいイメージを覚えていると、今後こういう場面になったときにすごく励みになりそう。

あと、サイズを意識してデザインを考えることについて。

実際の紙とPCやモバイル機器の大きさを比較してみると、イメージと実際の違いに気がついてすごく新鮮。

デザインとプログラムで作るときの気持ちよさが感じられる、とても楽しいセッションでした。