Swift 2.2になって、文法が少し変わりました。
その中で非推奨(deprecated)になった機能があります。
いずれ Swift 3になったら削除される予定なので、今はワーニングが出る状態ですが、いずれは廃止される予定なので気をつけましょう。
++演算子、−−演算子
C言語の頃からあった、1を足したり引いたりする、インクリメント演算子(++
)、デクリメント演算子(--
)が非推奨になりました。
これから1を足すときは、「+=1」を使います。
【これまでの書き方】
【これからの書き方】
for文
くり返しを行うfor文の「C言スタイルの書き方」が非推奨になりました。
これからは、「for in文」を使います。
【これまでの書き方】
【これからの書き方】
for in文では、通常の昇順(小さい数から大きい数へ進む順)のときは、「範囲の始め ..< 範囲の終わり」で指定できますが、降順(大きい数から小さい数へ進む順)のときは、範囲設定ではできません。
そのようなときは「reverse()」を使います。
【降順に指定しようとするとエラーが出ます】
【reverseを使うと降順に進めます】
for in文では、1つずつ進む場合は指定できますが、1つ飛ばしで進んだり、2つ飛ばしで進むような指定はそのままではできません。
そのようなときは「stride(through: 終わり, by:進む数)」で指定します。
【これまでの書き方】
「0から始まって、5まで、2ずつ増える」ようにしたいのですが、あCスタイルの書き方は非推奨だと言われます。
【strideを使う書き方】
strideを使って「0から始まって、5まで、2ずつ増える」ように進めることができます。